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大人の童話/雪月
2月のお題で綴った、大人の童話です。
雪月(2月)の最後の夜を・・・お楽しみくださいませ。

行きつけの バーで今宵は ホットラム
隣り合う 男(ひと)の手に浮く 桃の痣
忘れ得ぬ 夫(つま)の印と 雪の声
喪も明けぬ うちに水蜜 晒す吾
広き胸 わが桃潰し 縋り逝き

添えるなら 百の言葉も 馬耳東風
裄測る 貴方の背中に そっと添い
一針に 百世を願いし 絹紬
粋だねと 雪輪の襦袢 きしむ帯
嬉しいと 手を引き連れし 桃の縁 
縁側で 腿にうれしき 重たさよ
桃のよう そっと探るは 耳掃除

夜明け前 百度見やる 彼の顔
逝かないで わたしを置いて 雪の朝
逝きはせぬ 信じて添いし 愛し女(ひと)
涙すら 久しくなりぬ 雪の頬  
喪の明けた 桃の節句に 誓う明日
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【2007/02/28 18:55 】 | 大人の童話 | コメント(4) | トラックバック(0)
<<月末のお楽しみ♪ | ホーム | 寝てなきゃだめです/るり様>>
コメント
三月のお題が出ましたね。
「う」は「卯の花」の卯でしょうね。

でもその前に、大人の童話を楽しませていただきました。
読ませていただいて、有名なこんな都都逸?が思い出されました。

【お前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の 生えるまで】

伊勢音頭の一節のようですが、七-七-七-五の音律ですね。都都逸だといってもよいでしょうか。

こうありたいのが望みですが、そうはいかないのが世の習いでしょうか。
【2007/02/28 20:12】| URL | masterblue #XEya0FRU [ 編集 ]
画像的には文楽か歌舞伎が…。
小唄か端唄、近松物の浄瑠璃か…。
もう一人の祖母は、かつて深川小町と言われた常磐津のおしさん。
祥子さんが、鬢の張った日本髪に、三弦を携える、若かりし頃の彼女を想像させます。
素敵素敵!
【2007/03/01 00:01】| URL | るり #- [ 編集 ]
こんばんは。
祥子さん、こんばんは。
素敵な大人の童話拝見させて頂きました。
それで、祥子さん睡眠時間足りていますか?
いつも早起きは存知上げていますが、川柳始めてからお忙しいにも係わらず、素敵な川柳を沢山披露されているのに感心させられます。
書くことが、考えるのが本当に好きなのですね。
そうそう、masterblueさんも仰られていますが、(う)は卯の花のイメージですか?
関西では一般的に(おから)と言いますが、私はおからが大好物です。
豆腐の絞りかすでイメージは貧乏くさいですが、安くて栄養価が高くヘルシーで特にダイエットを気にする女性には、最近ブームの豆乳と並び理想の食材だと私は思います。
祥子さんは、おから好きですか?
                  ・・縄指導・・
【2007/03/01 00:10】| URL | 縄指導 #- [ 編集 ]
お楽しみいただけましたか?
masterblue様
共白髪・・・きっと平静で幸せなままその時は迎えられないのでしょうね。
それまで諍いをすることも、絶望も、嫉妬も、けんかも、沢山あったのだと思いますわ。
それでも全てを乗り越えて添い続けたものだけが、幸せな未来を手にするのでしょう。
童話の主人公の二人は、そういう意味ではまだ人生のスタートに立ったばかりなのです。

るり様
粋な江戸の常磐津のお師匠様。
きっとこの物語の男性には、そんな女性がお似合いなのでしょうね。
この連歌のキーとなった言葉は<ゆき=裄>でした。
亡き夫と同じ痣をもった男性とのバーでの出会いから・・・喪が明けて公に結ばれるまで。
大人の童話を楽しんでいただけて、とてもうれしいです。

縄指導様
お気遣いありがとうございます。
そうですね、きっと書くことがほんとうに好きなのですわ♪

お題の<う>は、4月の別名・卯月からピックアップしました。
でも<う>にはいろいろございますね。
3月のお題は少し易し過ぎましたでしょうか(笑)?
【2007/03/01 01:26】| URL | 祥子 #NqNw5XB. [ 編集 ]
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